森 貘郎さんの選挙総括     2007年7月20日

 森貘郎さんからご自身の選挙総括が送られてきた。
 森さんは先日行われた長野県議会議員選挙に千曲市から立候補したが、残念ながら当選できなかった。森さんが立候補するまで、千曲市では二人の県議が引き続き続投を表明していたが、県政を改革しようとする側からは誰も立候補しなかった。そのような状況では困ると思い、私は森さんに立候補を勧めたこともあった。自分の住んでいる選挙区ではなかったが、森さんをほんのわずか応援した。そんなこともあり、総括には関心があった。

総括の骨子

1、6814票の評価
当選には3000票不足した。立候補の時期、お金をかけない、手作り選挙を考えると「私自身はスゴイと思っている」

2、敗北の弁
負けたら言いたいこともいえない。言うと負け惜しみに聞こえてしまう。

3、手弁当選挙
候補者が決まらず自分が出ることになったが、まったくの素人が集まって手弁当の手作り選挙だった。

4、義理や人情にはかなわない
義理人情による選挙は出来なかったし、する気も無かったが、冠婚葬祭に議員歳費の半分をつぎ込んだと言われる現職県議の強さを見せ付けられた。

5、市議と県議
立候補が急だったこともあり、市会議員を辞めて県議会に出たことを支持者に十分説明できなかった。そのため「森は千曲市を捨てて県に行く」と誤解された部分もあっただろう。だが、市議と県議はどちらも地元と深く関係しているのだ。そこを充分話し合なかったことが残念だった。

6、選挙は戦争?
勝つことだけが目的ではなかったが、選挙戦になるとそれぞれが必死になり、意見の対立も出てきた。戦争が嫌いな私の選挙だったが「出馬」「必須祈願」「選挙戦」「軍資金」だどのことばが飛び交った。これらの点についての意思統一が不十分だったようだ。

7、政策
「多選禁止」の訴えをしたが高齢化批判には無理があったかもしれない。理解されなかったかな。

8、金をかけない選挙
これは実現できた。選挙費用は百万円以下でトントンだった。カンパ70万円、法定費用30万円。

9、できない「公約」はしなかった
田中知事評価やできない公約はしなかったが、でっち上げで田中降ろしをした県議は許せなかった。

10、応援団報
議会の応援団報をまとめて印刷し冊子を作り販売して選挙費用にした。

以上が骨子であるが、印象に残った部分は

『「選挙戦」とか「出馬」とか「軍資金」とか「必勝祈願」とか、やたらにブッソウな用語が使われるのには閉口するばかり。だんだん「何が何でも勝たねばならぬ」ような空気になって、他の者に指図がましくなったり、非難めいた口調も多くなってきた。私も「勝ち負けにあらず」なんて二度と口にするなと釘を刺されてしまう』

『私はもちろん鉢巻やタスキや白手袋や必勝ダルマなどの選挙スタイルは一切やらないふだん着選挙そすることにした』

『百万円使ってやるだけの価値ある選挙だったのかを、市民の立場で「行政評価」したらどうなるか。いい気になってばjかりいられない』

『私はできもしない「公約」を膏薬みたいに貼り付け、アメ玉をしゃぶらせるような選挙や政治をする気はない。地元利益誘導や企業誘致で千曲市が発展したり「まちづくり」が出来るとも考えてはいない』

 森さんらしい大変面白い総括であった。


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