川中島住民自治を考えるシンポジウム
   2007年12月7日

 昨夜(12月7日)、表記のシンポジウムを行った。
 コーディネーターは佐藤次二さん、パネリストは青島洋祐さんと野池元基さんのお二人に願いした。佐藤さんは長野県住民と自治研究所事務局長、青島さんは川中島住民自治協議会準備会事務局次長、野池さんは雑誌『たあくらたあ』発行人である。

 川中島住民自治協議会は12月15日に発足総会を開くので、今回のシンポジウムは直前の会になる。開くにあたって次のような呼びかけ文を作り、関係各氏に発送した。(メール、FAX)

 ≪12月15日に川中島町の住民自治協議会が発足しますが、住民の関心は今ひとつです。関係する皆さんが一生懸命努力しているのは判るのですが、このまま発足しても本当に「住民自治」が大切にされる「協議会」が生まれるのか、という不安や疑問もあります。そこで、準備会の中心メンバーとしてかかわってこられた青島洋祐さんと住民自治に高い関心を持って活動されてきた野池元基さんと長野県の住民自治を研究されている佐藤次二さんに率直なご意見を伺い、判断の材料にしていただこうと考えました。≫

佐藤さんの発言
今日のシンポジウムは川中島住民自治協議会発足を前に住民自治協議会の現状や問題点、課題を話し合いたい。出された意見を参考にされて、協議会に臨まれることを期待する。
私の住んでいる若穂地区でも住民自治協議会が発足した。その時私もいくつか質問した.
若穂では保育園の民間委託問題が起きている。地域の住民は民間委託に反対している。そこで「住民自治協議会は保育園の民間委託をやめさせることができるか」と質問したところ「それは市の業務だからできない」との回答だった。

青島さんの意見
川中島駅前にウエムラ商店というスーパーがあったが閉店した。そのため、付近の人は大変不便になってしまった。特に、車のない人やお年寄りは自分の足で買い物にいけなくなった。この問題の解決は難しいが「街づくり」の問題といえるだろう。
川中島の住民自治協議会が出来ればこの問題が解決できるかと言うと、そう簡単にはいかないが、そういうことも視野に入れていけるようにしたいと思っている。
長野市では全地区を対象に住民自治協議会を作ろうとしている。問題が多々あることは承知しているが、少しでも住民の自治が生かされる協議会を作ろうと努力している。川中島の住民自治協議会の特徴は公募委員が多い事である。これは、特筆される事だと思っている。今までの行政はフリーな個人は入る余地がなかったが、公募委員が加わることにより、個人が行政にかかわる事が出来るようになった。やり方によっては、住民の生の意見が反映できると思う。
野池さんの意見
住民自治協議会準備会の会合に一度出たことがある。そこでは、規約をどうするかとかいう問題を話し合っていた。私は始めて出たので、何を話していいのかわからないままに、その後は一度も出ていない。今度できる協議会に参加するかどうか考えているが、会について市役所へ行って聞いてきた。協議会の権限、予算などを聞いてわかったのは、川中島の協議会の予算はおよそ1000万円ぐらいになるらしいことだった。これでは独自の活動をやるとしたら「川中島フェスティバル」ぐらいで終わってしまうように思う。
住民自治協議会が生まれた趣旨は「地方分権」の流れに沿って市内も分権化するというものだったが、そのようになっていないような気がする。
大岡村は長野市に合併した。学校給食で今までは地元で作っていた野菜を使い「生野菜のサラダ」などを食べていた。ところが長野市に合併したら「生野菜は0−157から守るため使えなくしていた長野市にあわせ使えなくなった。豊野ではご飯があまったときには家に持ち帰ってもよかったが、長野市に合併してからは持ち帰ることは許されなくなり、廃棄されるようになった。分権といいながら、実際には地域の権限が次々に奪われている。住民自治協議会が住民の自治を尊重するものになるかどうか、疑問を持ちながら見ているのが現状だ。
 二人の意見の後会場からの質問や意見を聞いた。

 住民自治協議会の会議に出たことはないが、今まで行ってきた市の仕事を住民に肩代わりさせるだけのような気がする。予算を編成するといっても今まで出していた額を超えるものではないようだ。権限といっても先ほどの佐藤さんの話にあったように、大切な部分は住民には任せないでめんどくさい仕事を住民におろしてやらせるための組織ではないだろうか。

 12月15日に創立総会を行うことになっている。そのとき、正面に日章旗と長野市の旗を掲げるという原案が出たので私は「反対があることは保留にして、旗をなくしたらどうか」と意見を出した。いくつかの意見が出される中での結論は「役員会に一任する」ことになった。ところが、副会長の私が知らないところで日の丸を掲げることが決まった。副会長は役員ではないのか大いに疑問である。

 準備会で作った資料を見ると、役員には区長をはじめ各種団体の長がなっているが、その団体は半官半民のものがほとんどである。住民が自主的に作った団体は含まれていない。自主的に作った団体を除いて構成した自治組織が住民自治になるのかどうか疑問が残る。今後改善できるのか知りたい。

二回目の意見
野池
青島
まとめ
佐藤


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