版画講習会 (中級)    2008年1月20日

1月13・14日に版画講習会を行った。
講師は日本版画協会の上野遒先生で二日にわたる講習会だった。
米山政弘さんはこの準備を数ヶ月前から周到に行ってきた。その甲斐あってなかなかよい講習会ができた。

参加者は12名で遠くは東京から参加された。講習会の細部は省略するが、いくつか印象に残ることがあった。

参加するに当たり「あらかじめ下絵を描いてきてください」と通知を出しておいたので、それぞれが描いてきたのだが、ほとんど絵画作品に近い絵を描いてきた人から、簡単なスケッチを持ってきた人までさまざまだった。
どうなるのかと半分不安な気持ちでいたのだが、両者がそれぞれの作品に仕上がったので安心しただけでなく、版画ならではの特徴が発揮できたように思った。

下絵にカット集のカットを複写してきた人がいた。そのままだと全く面白みのない作品になりそうだったが、彫刻刀で彫るなかで印刷とは違った味がうまれ、なかなか面白い絵になった。
また、下絵で単純な絵を描いてきた作品を摺りの段階でグラデーションを使ったり、複数摺ることによって絵柄を複雑にしたり動きのあるものにできた。

         実演を見る受講者           上野先生の実技

               実技・彫り             実技・摺り バレン

        実技・摺り 墨つけ         実技・摺り 刷り上り

下絵がうまいと出来上がりもうまくいくとは限らず、彫がうまいと出来上がりがうまくいくとは限らない。反対に下絵がうまくなくとも彫と摺りですばらしい作品ができる可能性があることを実地に証明して見せてくれた講習会であった。

現在、喫茶室に当日の作品を飾っているが、どれも見ごたえのある作品になっている。


今回限りでなくできるならば続けていきたいと思っている。

 補遺
 このページを書いた後で、参加者の何人かから「講師はいなくもよいから、私たちだけでもう一度版画を作ってみたい」という声があり、2月11日に再度「版画制作の会」を持った。参加者は5名で朝9時から午後4時ごろまで熱心に取り組んだ。家で再度下絵を描いてきた人、摺りだけを目的に来た人、版を追加する人など様々だったが、それぞれ作品を作って帰った。(2月12日)


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