長野市庁舎・市民会館建て替え問題     2010年9月6日

 8月26日に市民会館建て替え問題について市の説明会があった。会場は「女性会館しなの木」である。説明会はこの一回のみだということだ。「しなの木」は権堂から至近距離にあるが、駐車場がなく、他地区から行くには誠に不便な場所である。しかし、重要な会なので駐車料金(600円)を払って出かけた。その内容は以下のとおりである。


 いくつかの質問が出された。いま思い出せるものは
@ 話が出てから決まるまでがあまりにも早すぎるのではないか。市庁舎・市民会館の「立て替え」か「補強」かという論議も不十分のうちに立替プランが出され、あっという間に今回の説明会だ。それに対する意見を聞く期間はわずか半月しかない。そして月末に決定するというのはあまりにも拙速・強引である。
A 候補地が10か所から3か所にしぼられ、今回のプランになったそうだが、十分な検討がされたのだろうか。初めから権堂プランがあり、つじつま合わせの為に10か所のプランが考えられたのではないか。
B 中心市街地活性化と市民会館が結びつけられているが、市民会館建設によって中心市街地(権堂)の活性化とはならないのではないか。
C 長野市に1500席以上のホールが二つも必要だろうか。稼働率を見ると、現在の市民会館は48%である。仮に稼働率が上がればホクト文化ホールや若里文化ホールの入場者が減る心配もある。このプランでは市民会館の稼働率は70%と想定されているが、甘いのではないか。等々であった。

 今回の説明会には権堂商店街とワークショップを行ったグループの報告もあった。



 今回の説明会に参加して感じたことをいくつかあげてみると
@ 説明会が1回のみでは市民に徹底できない。しかも「しなの木」(座席数300席)で市民に周知したなどとても言えないのではないか。先にも書いたが、「しなの木」は権堂にあり、駐車場がない。権堂活性化の市民会館をつくるのに権堂会場のみの説明会ではあまりにも一方的・ご都合主義である。
A 市民会館問題の検討から決定までがあまりに早すぎる。市庁舎問題も納得のいく結論が出ていないのに、市民会館も「建て替え」が既成事実のようになり、さらに9月中に結論を出すなどというのはめちゃくちゃである。
B 中心市街地活性化をうたっているが、実際にはイトーヨーカドーと長野電鉄活性化であり、中心市街地の活性化や権堂の活性化とは結びつきそうもない。また、イトーヨーカドーが出した条件(ヨーカドーのワンフロア―を公共施設にすること、店舗と市民会館をつなぐ歩道橋をつくること)を呑もうとしているが、イトーヨーカドーが今後現地から撤退しないという保証がなにもないのは問題だ。
C 建設費用はこれで賄えるのか。入館者の見通しは確実性があるのか。つくる前は甘い試算で、後になって「予想とちがっていた」という可能性が大きいと思う。分っていながらごまかしている所があるのではないか。たとえば、イト−ヨーカドーと市民会館をつなぐ歩道橋の試算金額や店舗のワンフロア―に設けようとしている公共施設の試算などは示されていない。
D 有利な起債(合併債)のことが言われていたが、本当に有利なのか。


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