ビン・ラディン殺害の謎    2011年5月3日

 昨日パキスタンでビンラディンがアメリカの軍人によって殺害されたという。今日の新聞やテレビはそのことで持ちきりだった。パキスタンの都市に大邸宅を構え、家族と暮らしていたのを、空からヘリコプターで急襲し殺害したという。

 この話を聞いていくつかの疑問を持った。
1、ビンラディンが9・11事件の犯人であるということが発表されたのは事件直後ブッシュ大統領からだったが、事件直後にどうして真犯人がわかったのだろうか。この事件は謎に満ちた事件で、真犯人とされる誰一人つかまっていない。それどころか、此の事件そのものがでっちあげではないかという疑問が深まっている。
註:以下参照 http://hito-art.jp/nikki-4-10-5.htm


2、ビンラディンをなぜ殺害したのだろうか。個人の住宅に15人の秘密部隊が侵入したならば、彼らがビンラディンを拘束することはわけないことだろう。にもかかわらず殺害したとすれば、どうしても殺さなければならない理由があると思う。その理由は何か。併せて、彼の死体を海に沈めてしまったという(水葬にした)が、なぜなのだろう。

 9・11事件について私は疑問を持っている。それは歴史上共通する事件がたくさんあるからである。
 
・「柳条湖事件」は日本の鉄道が中国人によって爆破されたとして中国を攻撃する口実にされたが、実際は日本人が爆破したことが明らかになっている。註1

・日中戦争開始のきっかけとなった「盧溝橋事件」も日本の鉄道が中国人によって爆破されたということで中国と戦闘を開始したが、真犯人はわかっていない。註2

・ベトナム戦争開始のきっかけの「トンキン湾事件」は北ベトナムがトンキン湾に停泊していた船を攻撃したという名目で北ベトナムに宣戦しベトナム戦争が始まったのだが、実際はアメリカが船を沈没させて戦争を始めた。註3

・「イラク戦争」はイラクに核兵器があるという名目で、国連が査察中であるにもかかわらずイラクを攻撃し、壊滅させたが、イラクは核兵器を持っていなかった。註4

・ドイツでの「国会議事堂放火事件」はナチスが国会に放火させ、それを共産党の仕業だとして大弾圧し、一大勢力だったドイツ共産党をほぼ壊滅させた。註5

・松川事件は東北線松川駅付近で列車を脱線させ、即座にそれを共産党との仕業だとして弾圧したが、これがでっちあげだということが裁判で明らかになった。註6

 これらはどれもでっち上げであったことが後に明らかになった。しかし、現実はでっち上げによって戦争は起ってしまい、無数の人が死に、莫大な財産が破壊されてしまった。また、当時の為政者に都合の悪い勢力が大弾圧を受け弾圧・壊滅させられた。

 事件がおこったときは、事実がわからないままに新聞には大きな活字がおどり、国民は一斉に憤慨し、弾圧や戦争を支持した。だが、弾圧によって死んだ人間は生きかえらないし、迫害された人間は今も被害を受けたままである。反対に、でっち上げをした者は誰一人としてその責任を取っていない。

 ビンラディンが生きていれば裁判にかけなければならないし、裁判は公開される。そこで事実を主張されればおそらくアメリカは困ったことになったにちがいない。ビンラディンの証言がアメリカの矛盾を突くか、証言のつじつまが合わなくて、9・11事件が成りたたないことになるか、どうにもならない状況が生まれるから彼を殺したのだろう。註7
 これですべてが闇から闇へと葬られた。

 ビンラディンが犯人だと言ったのはブッシュで、その証拠はないし、ビンラディンは殺されて真実を喋るものはいなくなってしまったのだ。あとの可能性は9・11をしかけた真犯人がしゃべることだが、それはないだろう。喋る気配があれば直ちに暗殺され、喋らなければ一生豊かに暮らせるからだ。

 註1、柳条湖事件

 日本の中国への公然とした侵略戦争の発端となった謀略事件です。一九三一年九月十八日夜、中国東北部の奉天(現在の瀋陽)近郊の柳条湖付近で発生しました。日本の陸軍部隊・関東軍が、南満州鉄道(満鉄)線路上で自分で爆薬を爆発させながら、これを中国軍のしわざだとして、近くの中国軍兵営を攻撃したのです。
 日本は、この事件を機に中国東北部全域に侵略し(「満州事変」)、翌三二年三月には日本いいなりのカイライ国家「満州国」をつくり上げて植民地にしました。さらに三七年七月、盧溝橋事件をきっかけに中国への全面的な侵略戦争を開始。四一年十二月には侵略の手をアジア・太平洋全域に広げていったのです(太平洋戦争)。

 註2、盧溝橋事件
 

1937年7月7日に起きた、日中戦争 (日華事変) のきっかけになった事件。

7月7日の夜、盧溝橋周辺で演習を行っていた日本軍が「何者かから」銃撃を受けた。また、兵1名が行方不明であることも判明する*1

翌日の早朝より、日本軍は、中国軍(国民政府軍)を攻撃し、両軍の交戦に発展。

その後、一応停戦がなされるが、日本側の兵力増派などが契機となり、両国の本格的な戦争状態へと発展することになる


 


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