九条の会、過半数署名、統一戦線     12月8日

 今日12月8日は1941年日本が真珠湾攻撃をし第2次世界大戦に突入した日だ。この侵略戦争のため世界では2000万人が犠牲になった。日本でも310万人が死んだといわれている。
 戦後日本は2度とこのような戦争をしないため、現在の憲法をつくった。だが、現在この憲法が危なくなってきている。

 日本国憲法の特徴はいくつかあるが主には
1、平和主義を貫いている
2、基本的人権を認めている
3、主権在民、つまり国民主権である
 だといわれている。このほかにも
4、地方自治の尊重
5、議会主義
 などの特徴がある。

 この憲法が今危なくなっている。自民党は改憲草案を作って発表した。だが、この草案は自衛隊の制服組幹部が一部を執筆したということで自民党内部からも異論がでて現在は白紙に戻ったそうだ。とはいうものの、自民党が近い将来改憲を考えていることは確実である。すでにだいぶ以前からこのような動きはあったのだが、今回の総選挙と参議選の結果がそのスピードを加速させた。

 このような情勢を変えようとしていくつかの動きがあったが、その中のひとつに「九条の会」の結成がある。大江健三郎、梅原猛、小田実、三木睦子、加藤周一、奥平康弘、澤地久枝、鶴見俊輔、井上ひさしという9人がこの会を結成して活発に講演活動を展開している。
 この会は運動の組織というより憲法九条を守るためのさまざまな組織の連絡をする調整的な役割を果たすという目的で作られた。そこには日本の憲法擁護勢力の統一をめざすという狙いもあったと思うのである。

 さて、長野市をはじめ県下各地で「九条の会」が出来つつある。かなりの速度で出来ており、中には住民のかなりの支持を得ている組織もあるので大変喜ばしいのだが、気にかかることもある。

 それぞれの会が自分の勢力範囲の賛同者を集めて結成しているので今までの会よりも幅が広がっているとはいえまだまだ全体の広がりという面では限界が見えていることだ。

 先日、松本のある人からこんな話を聞いた。

 「私は護憲勢力の統一を願って『九条の会準備会』に入り、自分なりの意見を言ってきた。特に社民党と共産党と無党派の団結が大切だと思い、その統一を強調してきた。九条の会も一時は緩やかなネットワークにより繋がるかにみえたが強い反対にあい、不可能になった。社民党や無党派の平和活動家に「九条の会」の話をすると『共産党はトップに無党派の有名人を据え事務局は自分たちが握るというパターンで大衆活動をしてきたが、今度もいつものパターンだ』と冷ややかにいわれ落ち込んでいる。」

 詳しいことはわからないが、この話を聞き私はとても残念な気がしている。
 これでは「憲法を変える」「イラク戦争に派兵する」「世界の紛争に介入する」という勢力に対抗できるはずがないではないか。

 護憲勢力の統一ということは誰でも考えることではあるが大変に難しい。
 1点で共闘出来そうでも他の問題で鋭く対立しているということが今まではあったが
 


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